森田健作知事の批判再び!真相は?辞職の時期は?徹底検証してみた

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引用元:FNN PRIME

今回は、千葉県現職知事の森田健作氏について取り上げてみようと思います。

2019年9月9日に関東地方(千葉市)に上陸した台風15号の際、森田知事がとった様々な行動が千葉県民をはじめ、国民全体からの不信感を招く結果となりました。

森田知事に関する批判は、日を追うごとに鎮静化されていきましたが、2019年12月27日(金)の情報トークバラエティ番組バイキングにて再び取り上げられました。

記事内参考画像

新事実でも発覚したのでしょうか?まさか知事辞職を発表したのか?真相を検証してみました。

森田健作氏千葉県知事就任までの経緯は?

森田健作という名はタレント活動の際の芸名で、本名は鈴木栄治(すずきえいじ)さんです。もちろん政治活動の場では本名の鈴木栄治として活動しています。記事内ではわかりやすく、森田健作の名で執筆させていただきます。

森田健作さんの政治家としての経緯は、1992年の参議院通常選挙当選、1998年の衆議院補欠選挙に当選。いずれも東京都の選挙区から立候補(当選)しています。

その後、公的秘書の選挙法違反を理由に立候補を見送る時期もありましたが、2005年には千葉県知事選に立候補しています。

この時は残念ながら現職の堂本暁子氏に敗れていますが、4年後の2009年には再び千葉県知事選に立候補し見事に当選を果たしました。

森田知事が批判される理由は?

2009年に見事千葉県知事に就任した森田知事ですが、ある行動がメディアで批判され続けています。批判の理由は、2019年9月に発生(同月9日千葉県上陸)した台風15号で、千葉県内に甚大な被害が及んでいるさなかの森田知事の行動とその後のメディアでの発言です。

当サイトとして、森田知事を激しく批判するつもりはありませんが、台風15号による千葉県民の避難者は448万人を超える膨大な人数でした。被害(避難者の数)に大きいも小さいもありませんが、ある意味責任の重大さが問われる事案であったことに間違いはないと思います。

台風上陸翌日に自宅を視察

まず最初に発覚したのが、台風上陸の翌日(9月10日午後)千葉県芝山町にある自宅の私的視察の件です。しかもこの際移動手段に利用したのが、千葉県の公用車だったことがさらに批判に拍車をかけることとなりました。(同日の視察は芝山町、冨里市、酒々井町周辺)

記者の質問に対し森田知事は

「台風15号による周辺地域の被害を自分の目で確認したかったから」

と答えていますが、なぜあえて自宅のある芝山町周辺の視察を優先したのか?

これは、いろいろな報道番組で指摘されている通り「自宅の被害を確かめたかっただけ!?」ということなのでしょうか?何せ選んだ場所が自宅周辺地域ですから、そう思われても仕方ないのでは?

地元の被害状況確認という名の自宅被害の確認ということであるとしたら、移動手段に県の公用車を使用したということは言語道断となるわけですが、この件に関して森田知事は、「私有車に乗り換える目的で自宅で待ち合わせた」「周辺地域の視察は私有車(車内)で行った」と答えています。

台風15号による被害状況を私的に視察するというのは、素晴らしい行動力だと思います。が、場所が場所だけに・・・。説得力が薄れてしまうのは当然ですよね。

これは、千葉県のトップである知事としてはまずいです。台風被害に悩まされている千葉県民をないがしろにしていると思われても仕方ありません。

まずやるべきは、被害の拡大防止ですからね。県のトップが地元を離れてしまっては県の職員も具体的な対策が取れません。対策を実行に移す際の決定権は知事にしかありませんからね。

ただ、心配になる(見に行きたい)気持ちはわかりますが・・・。

東京都内の理容店で散髪についての返答

これは、先ほどの芝山町周辺の視察問題から数日後の行動についての批判です。台風15号が上陸した4日後の9月13日に、東京都内の理髪店で散髪していたという事実が発覚しました。

政治家や芸能人の不祥事の場合このパターンになりますね。最初はある一つの行動や発言が批判の的になるわけですが、その後どんどん波及していきますからね。

新聞、雑誌の記者はもちろん、メディア全般の絶好の獲物になってしまいます。現に、森田知事の場合も芝山町周辺視察に続き、都内理髪店での散髪問題を追及されることとなります。

そうですよね。千葉県内が甚大な被害に見舞われているさなかですからね。台風上陸からわずか4日後です。これはさすがにまずいです。

千葉県内の皆さんが被害の対象なっている真っただ中に、のんびり散髪は完全にアウトでしょうね。「のんびりと・・・」という表現は、森田知事の発言ではないですが、そうとらえられても仕方ないですよね。

会見の場で、質問する記者に対して「記者さん、それは違いますよ」と、堂々と反論する場面が多かった印象がありますが、台風上陸の4日後に県外で散髪ですからね。

さすがに、復興(復旧)対策の一環・・・とは言えません。というか言えないですよね。

森田知事の言い分は独特

森田知事の一連の行動について、会見で質問されたときの説明が独特というか、的を得ていない返答だったのが印象的です。

自宅(芝山町)周辺の私的視察についての返答

前述でも少し触れましたが、芝山町周辺の私的視察について森田知事は、台風15号の被害状況の確認のためと言い切っています。

知事自らが公務時間以外に私的視察を行うことは法律上何の問題もありません。プライベートの時間を使って地元の被害確認に出向いたわけですから、むしろ政治家の鏡ともいえますよね。

ただ、場所が場所だけに・・・。「本当のところはどうなんですか?」と聞きたいところです。

現に記者会見での質問は、「なぜ芝山町周辺の視察だったのか?」に絞られていましたから。

このピンポイントの質問に対して森田知事。どう答えたかというと

「車から降りてはいません。スーッと前を通っただけ」と説明しています。これはまずいですね。

記者の質問に対して、「私有車に乗り換えるために自宅で待ち合わせた」とも説明しているわけですから。数分間でも自宅で待機していたということですよね。

「ただ単に自分の家がどうなっているのか確認したかった」と正直に答えていれば…。それはそれで大問題ですから、苦し紛れであれ最善?の説明だったのかも。

東京都内での散髪について

続いて、東京都内の理髪店での散髪についてこのように述べています。

じつは、森田健作さんは、過去に後頭部から首の後ろあたりを過去に手術されているらしく、そのため「決まった理容店を利用しているんですよ」という旨の説明をされています。

先ほどの、自宅視察の時と同じで、質問と返答がどうも食い違ってしまうんですよね。おそらく知事本人は質問の意味(意図)ははっきりわかっていると思います。

正式な記者会見の場では、あらかじめ記者側から質問の概要を提出するのがセオリーですからね。なので、この散髪の件に関してもあらかじめ返答内容(言い訳?)は用意されていたでしょう。

記者の質問は、「緊急時になぜ、しかも都内の理容店で散髪する必要があったのか?」ということです。そうですよね。先ほどの自宅視察と同じなんです。

「緊急時に県のトップがなぜ対策本部(県庁)にいないのか?」ということです。「職務怠慢(放棄)、民意を裏切る行為では?」ということですよね。

ちなみに、のちの定例会見で、森田知事は「それは、どうしても散髪に行きたかったから」と答えています。まあ、究極の答えといえばこうなりますよね。

これだけならある意味潔いとも思いますが、森田知事の独特なところ。それが記者から「なぜ、東京都内の理髪店でなければいけなかったんですか?」という質問に対して

「過去に後頭部を手術しているのでそこじゃなきゃダメなんです。それ以上は勘弁してください」

と答えているんです。

今回の森田知事のとった一連の行動。問題になっているのは、災害時に県のトップが地元にいなかったこと。そこがネックになっているんですよね。

ということは、記者の質問は「散髪したかった」ということが、災害時に地元を離れる理由になるのか?ということです。

その理髪店でなければならない理由をまともに答えてしまうところ。問題の全体像を理解していればこの質問の意味はあまりにわかりやすい質問なんですけどね。

職務に対する責任感。物事の優先順位について問われているんですよね。前述しましたが、質問の意味は分かっているはず。質問の意味記者の意図としてとらえてしまうんでしょうか?

政治家の不祥事に対する記者の質問の落としどころが、なぜか辞職に結びついてしまうのは否めませんが、変に身構えるのもどうなんでしょうか・・・。かわす必要のないところで空回りしてしまったんでしょうか。

今回の一連の行動に千葉県民の民意にそぐわないものがあったことは明確です。言い訳が増えれば増えるほど森田知事の人間性(信頼)が疑われるということに気付いてほしいですね。

もちろん、うまい言い訳ですり抜けるということではないですが。そもそも、言い訳の必要性すらない行動をとってもらいたいですね。

最近の千葉県庁定例会見での発言は?

2019年12月26日の千葉県定例会見では、2019年の重大ニュースベスト10が報告されました。
ご想像の通り森田知事から発表された第1位は「台風15号及び台風19号による甚大な被害」という結果でした。

付け加えて、その際の自信の行動も含めています。これは言わざるを得なかったんでしょう。当然この出来事を1位に選んだことについて話さなければならないわけで、サイトの記事に例えるとしたら「台風15号の際の県知事の行動のまとめ」となるわけです。

同日定例会見での第1位についての森田知事のまとめは以下のようになります。

自身の不徳の致すところです。
・県庁職員への指導不足でした。
・被害に直面するとマニュアル通りにいかないこともある。

ん~~。やはり微妙なまとめ方だと思いませんか?当初の発言が独特すぎて特別違和感も感じなくなってしまったのかも・・・。

  • 自身の不徳の致すところ⇒具体的な改善策は提示されなかった。
  • 県庁職員への指導不足⇒自分への指導不足では?
  • マニュアル通りにいかないこともある⇒開き直りでは?

辞職の時期は?民意の声は?

今回の一連(不適切)の行動について森田知事が自ら辞職を選択する可能性はあるんでしょうか?政治家のこの手の不祥事の際、必ずといっていいほど「辞職する意思」について問われるんですよね。

結果から言ってしまえば、森田知事の辞職の可能性は限りなくゼロでしょう。

なぜなら、森田知事本人から辞職の可能性をほのめかす発言はありませんし、このことが辞職に相当するかどうかを判断するのは地元千葉県民の皆さんでなんですよね。森田知事が次回の知事選に立候補すればその答えはおのずと出ますから。

ちなみに、森田知事の任期は、令和3年の4月4日で満了となります。それまでに、よほどのスキャンダルでも発覚しない限り森田知事本人から辞職願を提出することはないでしょう。

千葉県民の森田知事に対する感情は、街角インタビューなどから多く発信されています。多かった意見をまとめると以下のようになっています。

災害時に知事自らが県庁にいないのは問題
・記者会見の際の謝罪の仕方が問題
・今後の(緊急時)対応の仕方に期待する

いずれも「知事職をやめてほしい」「やめるべき」などの厳しい意見は見て取れません。
今後に期待するというところは、千葉県民の皆さんの心の広さがうかがえますし、森田知事のこれまでの実績が認められているということでしょう。

知事本人の発言と千葉県民の民意を合わせると、今後、森田知事の辞職の可能性はほぼゼロパーセントといえるのではないでしょうか。

森田知事の批判と辞職のまとめ

今回は、森田健作千葉県知事の不適切な行動及び辞職の可能性について取り上げてみました。

森田知事のメディアでの発言と千葉県民の声から推測すると、今のところ森田知事辞職の可能性はないといえるでしょう。

本文では触れませんでしたが、森田知事は給与の減額を発表しています。
当初3か月分の給与の10%カットという内容でしたが、その後3か月分の給与の20パーセントをカットするという方針に変更されています。

さすがにおとがめなしというわけにはいきませんからね。

このことが民意の感情にどこまで響いたかは定かではありませんが、今後は給与をカットしなくてもいいように、独特な言い訳をしなくてもいいように職務に励んでほしいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事では、2019年12月27日フジテレビ系番組バイキング内で取り上げられた話題を中心に執筆しました。個人的に森田知事を批判する意図はありません。ご了承ください。

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